建設業経理検定試験は、正しい対策をすれば決して難しい試験ではありません。しかし毎回、「あと少し」のところで不合格になってしまう方が後を絶ちません。その多くは、実力が足りなかったのではなく、試験の「クセ」を知らなかっただけという、非常にもったいないケースです。
ここでは、実際の指導の中でよく耳にする「不合格の声」と、その原因・対策をご紹介します。同じ失敗を繰り返さないための参考にしてください。
精算表は配点が大きく、本来は満点を狙いやすい問題です。しかし解く順序や集計のコツを知らないまま自己流で挑むと、時間ばかりかかって最後まで埋まらず、大量失点につながります。
第3問は構造上、「0点か満点か」に分かれやすい、特殊なクセを持った問題です。部分点があるだろうと思い込んで対策を怠ると、まるごと失点してしまうことがあります。
1級の第1問は理論問題ですが、自分の言葉で説明しようとする「作文」では得点になりません。正しい論述の型・キーワードを知らないまま自己流で書くと、内容は合っていても得点が伸びないのです。
1級は2級と違い、第1問(理論)と第5問(総合問題)で満点近くを取らないと合格できない試験です。この2問への対策が手薄なまま、他の科目ばかり勉強してしまうケースが目立ちます。
1級の財務分析は、実は2級より易しいか同レベルの場合もある科目です。「1級だから難しいはず」という先入観で対策を後回しにしてしまい、もったいない失点をしてしまう方が多くいます。
限られた勉強時間を、本試験の傾向とズレた市販の模擬試験問題集に費やしてしまい、本当に対策すべき論点に時間を割けなかった、というケースも多く見られます。